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ロボットと倫理

あけましておめでとうございます。しばらく記事のアップが停滞していましたが、2014年も引き続き、哲学関連の書評・コラムをアップしていきたいと思います。今回は去年の12月に参加した哲学カフェでの議論を少しご紹介することにしましょう。テーマは、「ロボットに倫理を教える」というものでした。

主に二つのことが問題になりました。一つは、ロボットが自らの行為について道徳的責任を負うことができるかです。ロボットはルールに従うことはできるかもしれませんが、内面的にルールの正しさを理解し、それから逸脱したときに、道徳的な罪の意識を持つようにプログラムできるのかが問題になります。また、ロボットの行動はすべてプログラムにより制御されている以上、何をしたとしても、それに責任を負うのは、ロボットを製造した人間になるかもしれません。だとすれば、「私は命令に従っただけです」という無責任な抗弁も、ロボットには許されるのかもしれません。

もう一つ議論になったのは、ロボットに人間と同じような権利を認めるべきかどうかです。ロボットに人間と同じような権利を認めることは、人間にとって脅威となるという意見もありました。これは人間の身勝手な考えなのでしょうか。しかし、平等の名の下に、ロボットの社会進出と人間の利益をトレードオフすることは、そう簡単なことではありません。もっとも、徐々に人間とロボットの境界自体が曖昧になっていく可能性はあります。

今すぐには無理でも、近い将来、道徳的責任を引き受け、人間と同等の権利を主張するようなロボットが出てくる可能性はあります。そのとき人間はロボットに対して、良き隣人として振る舞うのでしょうか、あるいは神のように振る舞うのでしょうか。あるいは人類に「機械仕掛けの神」が降臨するのでしょうか。
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# by ars_philosophica | 2014-01-04 00:15 | コラム